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宗教の授業より ー「AIと神、私たちにとって本当に必要なのは?」
本校ではミッション・スクールとして、「宗教」の授業を通してキリスト教の基礎に触れるとともに、「私とは何者か」「より良く生きるとは」といった深い問いに向き合う時間を大切にしています。
高校1年生の授業では、「宗教の存在意義」について考える学びを行いました。
今回の題材は、仏教経典をもとに人の悩みに答える対話型AI「ブッダボット」。このAIをきっかけに、「人間にとってAIと神、どちらが必要なのか?」という問いについて、グループで意見を交わしました。
生徒からは、「AIは人間が作り出したものであり、もしAIが神になりうるなら、神や宗教の定義そのものが変わってしまうのではないか」 「AIはすぐに答えを提示してくれるが、神は簡単には答えてくれない。その分、信じるという姿勢が求められる」 といった、興味深い意見が挙がりました。
「宗教」の授業では、すぐに正解が見つからない問いに向き合い、悩み、対話し、考え続けることを大切にしています。これからも、生徒たちが自分の信じる価値や生き方について深く向き合う機会となるような授業を考えていきます。