本校の特色のひとつに「PBL型授業」があります。
「21世紀に活躍する世界市民」をめざすためには、答えのない問いに果敢にチャレンジし、自らの最適解を追い求めようとする姿勢とそれに伴う高度な論理的思考力が必要ですが、それらを培う最大のメソッドが「PBL型授業」です。
本校のPBL型授業は、以下のような方法で実施されます。
① 【ワンマンブレスト】先生から出される正解のない問い「トリガークエスチョン(TQ)」に対して、5分から10分程度で自分なりの「最適解」を構築する。
② 【グループブレスト】グループで意見を共有し、一番良い「最適解」を選出する。
③ 【クラス内プレゼン】②で選出した意見が「グループの最適解」となり、発案者はグループの代表者(プレゼンター)として、クラス全体に発表する。
PBL型授業を通して、生徒たちは論理的思考の組み立て方を学んだり、クラスメートの秀逸な意見に出会ったり、プレゼンテーションをしたりすることで、大きな刺激を受けながら学んでいくことができます。
加えて、本校のPBL型授業は全教科で実施されるので、生徒たちは自然と論理的に考える習慣や自分の考えを効果的に発信する力を身につけることができるのです。
質の良いPBL型授業を実施するために大切な存在が、グループブレストを引っ張る「ファシリテーター」です。
ファシリテーターが優秀なグループは、質の良いグループブレストを行うことが可能となりますが、生徒たちにとって、このファシリテーターはかなり難しい役割で、はじめから上手にできる人はほぼいません。
本校では「ファシリテーターの心構え」というシートや「ファシリテーター台本」を教員側で作成し、生徒たちをサポートしています。
生徒たちは現在も多くのPBL型授業を通して、楽しみながら論理的思考力やプレゼンテーション力を高めています。
PBL型授業で培った力は、10月に行われる学園祭で発揮してくれることでしょう。
是非、学園祭に足を運んでいただき、生徒たちの成長ぶりを見ていただければ幸いです。