本校では、総合的な学習の時間において、中学の本科クラスと高校の本科コースでゼミナールを実施しています。
7月21日(金)はゼミ日と設定されており、各ゼミナールが校外学習に出かけたり、外部講師をお招きしたりと、各ゼミナールにとって充実した1日が過ごせたようです。本日は、校内で実施した「文芸批評・文化論ゼミナール」の活動をご紹介します。
文芸批評・文化論ゼミナールでは、2名の現役フリーアナウンサーを講師としてお招きし、「人を惹きつける話し方講座」を実施しました。
本ゼミナールでは活動日に中学生と高校生がレジュメを作成し進捗発表を行っています。この活動を通して、どうすればよりわかりやすく、聞いている人を惹きつけることができるのかという課題に多くの生徒が直面しました。
9月には文化祭に向けた発表があることも踏まえ、今回、夏休み前に話す技術について、プロであるアナウンサーの方から直々にご指導をいただきました。
今回の講習を受けるにあたり、予習として中学生は「理想の話し方とは」というテーマで調べ学習を行いスライドを作成しました。さらに中学2年生から高校2年生の4学年をミックスしたグループを複数作り「理想の話し方」について意見共有をし理解を深めました。そして、まとめとして、自分たちが導き出した「解」に従って「理想の話し方」の実演をし、動画に収めました。
当日はそれぞれのグループが学習した事前知識をもとに、中学生と高校生に分かれて講義を受けました。中学生は、実際に声優さんの指導にも使う基本的な発声方法を中心に学びました。高校生は発声方法と、さらにそれぞれが1分間のスピーチを行い、そのスピーチで良かった点や注意点のアドバイスをいただきました。一度の指導で変化を実感し喜んでいる生徒がいました。自分たちが事前学習で学んだこと以外にも、多くの学びがあったようです。
サレジアンのゼミナールは担当の教員がサポートをしながら、生徒が「主体的に」取り組んでいくことを方針として掲げています。
引き続き、専門の方々からご指導をいただきながら、たくさんの刺激を受けて、より意欲的に取り組んでくれることを期待しています。