21世紀に入って、世界は大変革期に入ったような気がします。
その中には地政学的な危機、不透明な経済見通し、そしてなんといっても、テクノロジーの劇的な進展があります。
AIは既に私たちの生活に大きな変化をもたらしています。
人類は有史以来、初めて人類以外の知性との遭遇を体験しているのだと思います。
生徒たちは、この中で十数年後に、社会に活躍の場を求めてその世 界に入っていきます。
その準備をそれまでにしておかなければなりません。
とりわけ中等教育の6年間の学びはいくら強調しても足りないほど大切だと思います。
この学園での学びはそのための ものです。
さぁ、サレジアン国際学園でその最高の成長の機会を体験してください。
あなたの人生を素晴らしいものにする基礎がここにはあります。
学びとは思考です。
思考することでこれまでにない新鮮な成長実感を手に入れることができます。
「世界市民」という将来像に近づくために不可欠となる心の成長。その心の教育の指針となる「予防教育法」とは、「あらかじめ、害となりうる体験から防ぐ」という教育法ですが、それは、生徒との信頼関係の中で、生徒が主体的に「善=キリスト教精神、自他を大切にできる愛情」に向かえるように導いていくことと言えます。
このことは建学の精神の基底を成す3つの言葉、「理性」「宗教」「慈愛」によっても表されています。
本校の創立者聖ヨハネ・ボスコと聖マリア・マザレロが実践した「予防教育法による全人間教育」を行うことが本校の建学の精神です。
「予防教育法による全人間教育」とは、理性と宗教と慈愛に基づき、尊敬と信頼あふれる教育環境の中で、青少年の全人間的な教育を目指す教育です。
サレジアン国際学園では、毎日の学校生活の中で様々な機会を通して生徒と教員と家庭が強く関わりを持つことにより、生徒一人ひとりの心に愛情と信頼を形成することで教育の成果を生み出します。このことを本校では、「共に喜び、共に生きる(アシステンツァ)」教育と呼んでいます。この考え方をすべての基礎として、本校独自の教育プログラムが組み立てられています。
自己との対話やグループ活動によりキリスト教的価値観を体得する宗教の授業を通じて、神に心を開き、心から祈り、感謝する心、謙虚な心を育てます。またボランティア活動や世界中の姉妹校との交流を行い、課題について自分事として想像・共感する力、解決への道筋を構築する力を培います。
本校は、カトリック女子修道会「サレジアン・シスターズ」が創立母体です。
サレジアン・シスターズは、1872年に聖ヨハネ・ボスコ、聖マリア・ドメニカ・マザレロによって設立され、イタリアのローマ市に本部を置いています。
現在世界97か国に支部を設け、教育及び社会事業に従事しています。