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学校生活

 

【本科ゼミナール】クラブヒストリア

投稿日2025/10/9

サレジアン国際学園の本科では個人研究を実施しており、中学2年生から高校2年生までが自身のテーマに応じてゼミナールに所属し、学年を超えて学びあいながら研究を進めています。

その中のひとつ、クラブヒストリアは、「歴史を知り、感じ、そして伝える」ことを目的に活動するゼミです。
今回は、夏に実施したゼミ旅行(フィールドワーク)を通して生徒たちが得た成果を紹介します。

1日目:大阪の歴史を “見て、感じて、考える”

歴史的知識の獲得

初日は大阪城・石垣館・豊國神社・大阪歴史博物館を訪れました。
生徒たちは、大阪城の再建と焼失の歴史、豊臣期と徳川期の石垣の違いなどを具体的に理解。
石の積み方や構造の工夫を観察し、そこに込められた為政者の性格や時代背景を考察する姿が見られました。
また、難波宮跡や「大大阪時代」の展示を通じて、大阪が政治と商業の中心として発展してきた軌跡を学びました。
ー感想ー
「石垣の積み方にも “力の見せ方” があると感じた」
「昔の大阪の水道や鼠取りなど、庶民の暮らしに工夫があったことを初めて知った」

 歴史の「リアル」を体感

実際に石垣や天守を前にすると、教科書で見ていた世界が一気に立体的に。
「偉人が見た景色を自分も見ている」という感覚から、歴史が “自分の経験” へと変わっていきます。
また、博物館で見た能・狂言の面や大阪大空襲の展示から、当時の人々の思いや苦しみを “感じ取る” 学びが生まれました。

【2・3日目】自主研修で広がる “主体的な学び”

歴史的学びの深化


2日目は班別の自主研修。行き先は生徒たち自身が調べ、計画しました。

宗教・文化の理解
比叡山延暦寺・滋賀院門跡・旧竹林院を訪れた班では、最澄の教えや「不滅の法灯」に触れ、仏教の精神性と歴史的継承を実感。
京都の金閣寺や伏見稲荷大社を訪れた班では、日本文化の象徴的景観や信仰の多様性に理解を深めました。

都市と生活史の理解
大阪天満宮や大阪くらしの今昔館などでは、庶民の暮らし・商人文化を学び、江戸から近代に至る都市の変遷を実感。
展示や街並みから、歴史が「生活の積み重ね」であることを体感しました。

感受性と探究の深化


写経や庭園散策、石垣や古墳観察など、身体で学ぶ体験が多くありました。
また、観光地でマナーを守らない行動を目にして「文化財を守る意識」について考えるなど、
知識を超えた社会的感受性が育まれました。

【まとめ】学びの旅が、成長の旅に

3日間を通じて、生徒たちは――

  • 歴史的知識を深め、
  • 実物を通して “体感的な理解” を得て、
  • 協働と探究のバランスを意識し、
  •  歴史を「生きた学び」として捉える力を養いました。

クラブヒストリアのゼミ旅行は、単なる見学ではなく、
「歴史×探究×実践」を体現した学びの場。
この経験をもとに、生徒たちは今後の研究にさらに深みを加えていきます。