学校紹介

学園長・学校長Message/建学の精神と歴史

 

学園長・学校長メッセージ

21世紀に入って、世界は大変革期に入ったような気がします。
その中には地政学的な危機、不透明な経済見通し、そしてなんといっても、テクノロジーの劇的な進展があります。
AIは既に私たちの生活に大きな変化をもたらしています。

人類は有史以来、初めて人類以外の知性との遭遇を体験しているのだと思います。
生徒たちは、この中で十数年後に、社会に活躍の場を求めてその世 界に入っていきます。
その準備をそれまでにしておかなければなりません。
とりわけ中等教育の6年間の学びはいくら強調しても足りないほど大切だと思います。
この学園での学びはそのための ものです。

さぁ、サレジアン国際学園でその最高の成長の機会を体験してください。
あなたの人生を素晴らしいものにする基礎がここにはあります。
学びとは思考です。
思考することでこれまでにない新鮮な成長実感を手に入れることができます。

学園長 大橋 清貫




 なぜ、私たちは「ガッコウ」に集い、学ぶのだろうか?

知識を得るため…、友人と過ごすため…、学校生活を楽しむため…。きっと、目的は違えども、その人にとって、必要だから「ガッコウ」に集うのだろう。しかし、知識の習得ならWEBでもできる、友人となら学校外でも楽しめる、自分にとって必要なことだけ学べば…という時代が来るのかもしれない。たしかに、以前の「学校」では、「先生」から大量に、正確な知識を、多様な技(業)を授けてもらうために、同じ場所に集う必要があった。

しかし、「先生」に教えてもらわなくても、同じ場所に集わなくても、知識を得ることができ、スキルを身に付けることができ、誰とでも話せる時代となった。それでも、私たちは「ガッコウ」に集い、何かを得ようとしている。それはきっと「ガッコウ」にしかできないこと、「ガッコウ」に集まることでしか手に入らないことを求めているからに他ならない。

 だから、本校では、「考え続けること」「言語活動をすること」を、「ガッコウに集まるからこそできること」として大切にして実践している。母語が異なるもの同士が英語で理解し合い、価値観が異なるもの同士が、お互いに理解し合い、PBL型授業やゼミ形式で意見を認め合い、同じ場所に集い、「人」としての存在を認め合うために…。

 そして、私たちの「サレジアン国際学園」には、明確な「ミッション」がある。カトリック校としての「理念」、21世紀に活躍できる世界市民への「意志」、あなたが社会貢献をするための「成長」…。

この時代だからこそ、「ガッコウ」に集い、学校でしかできないことを学ばないか?限りなく思考を重ね、人生で出会う多くの人に幸せを分け与えられるように、多様性に満ちた世界を、より良くするために、自分自身を磨いてみないか?それができる唯一の「学び」が、本校にはある。

学校長 宗像 諭

建学の精神と歴史

共に喜び、共に生きる
アシステンツァによって育まれる心

「世界市民」という将来像に近づくために不可欠となる心の成長。その心の教育の指針となる「予防教育法」とは、「あらかじめ、害となりうる体験から防ぐ」という教育法ですが、それは、生徒との信頼関係の中で、生徒が主体的に「善=キリスト教精神、自他を大切にできる愛情」に向かえるように導いていくことと言えます。
このことは建学の精神の基底を成す3つの言葉、「理性」「宗教」「慈愛」によっても表されています。

建学の精神

本校の創立者聖ヨハネ・ボスコと聖マリア・マザレロが実践した「予防教育法による全人間教育」を行うことが本校の建学の精神です。
「予防教育法による全人間教育」とは、理性と宗教と慈愛に基づき、尊敬と信頼あふれる教育環境の中で、青少年の全人間的な教育を目指す教育です。

ASSISTENZA

サレジアン国際学園では、毎日の学校生活の中で様々な機会を通して生徒と教員と家庭が強く関わりを持つことにより、生徒一人ひとりの心に愛情と信頼を形成することで教育の成果を生み出します。このことを本校では、「共に喜び、共に生きる(アシステンツァ)」教育と呼んでいます。この考え方をすべての基礎として、本校独自の教育プログラムが組み立てられています。

「心の教育」を支える宗教科の取り組み

自己との対話やグループ活動によりキリスト教的価値観を体得する宗教の授業を通じて、神に心を開き、心から祈り、感謝する心、謙虚な心を育てます。またボランティア活動や世界中の姉妹校との交流を行い、課題について自分事として想像・共感する力、解決への道筋を構築する力を培います。

沿革

本校は、カトリック女子修道会「サレジアン・シスターズ」が創立母体です。
サレジアン・シスターズは、1872年に聖ヨハネ・ボスコ、聖マリア・ドメニカ・マザレロによって設立され、イタリアのローマ市に本部を置いています。
現在世界97か国に支部を設け、教育及び社会事業に従事しています。

1929年
(昭和4年)
サレジアン・シスターズ来日
1947年
(昭和22年)
星美学園小学校、星美学園中学校 創立
1948年
(昭和23年)
星美学園高等学校 創立
1951年
(昭和26年)
学校法人 星美学園 創立
1953年
(昭和28年)
星美学園幼稚園 創立
1960年
(昭和35年)
星美学園短期大学 創立
1974年
(昭和49年)
中学・高等学校 普通教室棟 落成
1983年
(昭和58年)
星美学園総合計画新築工事 起工
1987年
(昭和62年)
星美学園総合計画 落成記念式典 及び 祝賀会 挙行
2003年
(平成15年)
普通教室棟LANシステム 完成
2004年
(平成16年)
総合グラウンド改修工事 完成
2015年
(平成27年)
ICT環境整備、教員用iPad導入
2016年
(平成28年)
電子黒板、無線LAN工事、教員用iPadひとり一台導入
2017年
(平成29年)
普通教室棟(中学校、高校)電子黒板工事
2018年
(平成30年)
新中学1年、新高校1年、iPadひとり一台運用開始
2020年
(令和02年)
普通教室棟全面リニューアル工事 起工
2021年
(令和03年)
普通教室棟全面リニューアル工事 完成
2022年
(令和04年)
サレジアン国際学園中学校高等学校と改称し、共学化スタート