理数・ICT教育

数学・科学リテラシーを身につけ「使いこなす」から「生み出す」人へ

AIやロボットに代表されるテクノロジーと私たち人間とが複雑かつ高度に関係し合う社会では、日常的に科学的に思考し、判断し、活用する力=数学・科学リテラシーが必要不可欠です。さらに技術を活用する力だけでなく、知的好奇心、創造性をかきたてる環境や学びを用意しています。

理数教育

1 理数教育の在り方

数学科
Society5.0と呼ばれるこの時代では、この先次々と新たな技術が登場してきます。未来を担う生徒たちには、それらの技術を単に利用するだけでなく、開発・供給する側で活躍して欲しいと考えています。そのために必要不可欠な「数学科学リテラシー」を身につけた有能な人材を育成することが本校の理数教育の大きな目標です。

理科
理数教育の重要性は、その学びが、生徒が学校にいる間だけでなく、日常生活やその後の人生に大きく関わる点にあります。
情報があふれる現代で、提示されるデータや条件から正しいものを判別し、自分にとって適切な答えを冷静に選び取るための数学科学リテラシーをもつことは、必須といえます。 そのスキルは一朝一夕には身につかないものです。中高理科では、実験や観察を通して、なぜ、と考え続ける思考力や行動力を育み、その結果を検証し、考察することを習慣化します。
論理的な考察を仲間と共有し、試行錯誤して課題解決に向かう訓練を経て、世界市民として活躍する生徒の育成を目指しています。

2 伸ばす力

数学
数学科では、生徒の「数学科学リテラシー」を養うために、3つの力に注視して教育を実践しています。
  [1] 「考え続ける力」… あきらめず根気よく考えること。
  [2] 「主体的に学ぶ力」… 授業内容をベースに、より高度な知識を自ら学ぶ姿勢。
  [3] 「論理的説明力」… 論理的にわかり易く表現したり、伝達したりする力。

理科
*なぜ、という発見を大切にする
*自分の手、五感を使って体験し確かめる
*根拠ある考察を通して論理的思考を育てる

疑問を疑問で終わらせず、観察や実験を体験することで、仮説→実験→考察の流れを染みつかせる。分からないことが分かり、楽しい、面白い、と思うことが学習へのモチベーションとなり、主体的に進めていく中で、考察は次の疑問に辿り着く。

3 取り組み例

数学
<生徒が思考する時間を多めに取り入れた授業>
 生徒自身が問題に取り組む時間や、ともに学ぶ友人と意見交換しながら、「思考」する時間を多めに取り入れた授業を展開しています。教員は、生徒の「気づき」を引き出す発言(足場かけ)を行うなどして、生徒の思考を促したり、教科書や参考書を積極的に読ませるなどして、生徒の主体性につなげたりするよう、工夫しながら指導に当たっています。また、確認テストをこまめに行い、内容の理解度を生徒自身で振り返りをさせています。

 <数学検定>
普段の学習成果を試す場として、本校では数学検定の受験を生徒に推奨しています。生徒の主体的な学習を促進するだけなく、準2級以上を取得することで、大学入試を有利に進めることができます。本校では、年に3回実施しており、毎回多くの生徒が受験をしています。

理科
実験や観察をはじめ、課題解決の際は以下のサイクルで進める。

新設する実験室も利用して、自分の興味関心のある探究活動に取り組む。仮説から考察までの基本のプロセスを大切にして、課題探究を計画的に進める。論理的な判断力や仲間とのコミュニケーションをとる力も必須である。進む分野を考えていくことができるように、教員はサポ-トする。

ICT教育

1 基本的な考え方・目指す姿

ICTが目的にならず、あくまでも手段の一つとして当たり前にかつ正しく活用できる形

・ICTを活用した方が良いのか、その他の手段(紙、本など)がいいのかについて、目的と照らし合わせてどちらが効果的かを自分自身で判断して活用できる
・理解しにくいことや記憶に残りにくそうなものに出会った時に主体的に視覚・聴覚資料を探すことができる
・視覚・聴覚資料を自ら作成し、自分なりの学びをデザインすることができる

2 伸ばす力

(1) 探究(含PBL)の各段階(課題の設定・情報の収集・整理分析・まとめ表現)に必要な力(ICTは手段の一つ)

  • 様々な情報がある中で、その目的に応じて必要な情報をピックアップ出来る力
  • 目の前の情報を疑って、自分でさらに調べる力(メディアリテラシー)
  • インターネットなどの情報を鵜呑みにせずに自分で根拠を調べて検証する
  • 自分の意見が相手に伝わるように、表現を工夫したり、ふさわしいツールを選択する力
  • それらを踏まえて、現状では解決策が不透明な課題や最適解のわからない課題に対して、他の人と一緒に自分たちの答えを見つけていく力

(2) ICTそのものについての在り方を考えていく力

  • 現在のICT技術だけでなく、将来的な技術の進化も視野に入れながら適切な手段を考えることができる力

3 取り組み例(授業と学校行事)

・プログラミング教育
情報の授業内で基礎基本をやった後に自由作品制作、発表

・学校行事などにおける活用例
各生徒会、実行委員、クラブの情報共有目的での活用
生徒・教員間での連絡、アンケート調査など、Googleクラスルームアプリを用いて実施

・コロナ禍における行事運営全般(2020年度実績)
中高体育館朝礼→zoom朝礼へ
始業式、終業式、生徒総会などの行事もzoomを用いて遠隔実施

・遠隔授業について
2020年4月以降の緊急事態宣言下においては、zoom、Googleアプリを用いての遠隔授業を実施しました(リアルタイム双方向、オンデマンド形式、課題配信型などを教科の特性や授業の目的に応じて実施)

施設・設備

1 新設する施設

  • サイエンスラボ(2021年秋 完成予定)

生徒たちの好奇心、探究心をかきたてる環境整備も着々と進めています。2021年度秋にはサイエンスラボを新設。普段の授業だけでなく、課外活動、個人研究においても活用できるようにします。大学の研究室でも使用される設備を導入し、中学校・高等学校のレベルよりも高い実験、考察をすることができます。

  • 新図書室 “Biblioteca Don Bosco”(ビブリオテーカ ドン・ボスコ)

2021年6月に完成、OPENしています。
Bibliotecaは本校のルーツであるイタリアの言葉で図書室という意味の言葉、 Don Boscoは本校の創立者の名前が由来です。日本語では「ドン・ボスコ図書室」という意味となります。自習室も兼ね備え、広さは従来の倍以上に。科学の専門誌などを揃えたサイエンスコーナーも設置され、調べ物や自学自習をしやすい環境を整えました。

2 ICT環境

生徒たちはひとり1台タブレット端末を所持し、日々の学習・諸活動で活用しています。

電子黒板、Wifi環境、導入アプリケーションなどハード・ソフト両面の設備について

  • 電子黒板
    •  普通教室全教室
    •  特別教室の一部
  • Wi-Fi環境
    •  普通教室全教室
    •  特別教室の一部
    •  セルラー版iPadのため、Wi-Fiのない校庭、校外学習でもインターネット接続可能
  • 導入アプリケーション
    •  Google Workspace for Education
    •  ロイロノート
    •  スクールタクト
    •  Brain+
    •  すらら(アダプティブラーニングシステム。アプリではなくWebサービス)
    •  eステーション(英語の多読多聴教材。こちらもすらら同様Webサービス)
    •  その他各教科で使用しているデジタル問題集など
  • コンピュータ室PC
    •  Microsoft Office一式
    •  Adobe Creative Cloud

※2021年4月末時点の情報です。使用アプリケーションなどは随時変更する場合があります。

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